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彩時生活では、読者のみなさんの「今日の一歩」を募集しています。

ほったらかしファームの挑戦 #1|畑を借りてみたら、知らないことだらけだった。 “ほったらかしファーム”、はじめます! 

皆さん、こんにちは。おかけんです。
今回は少し趣向を変えて、「野菜を作る」側の体験を書かせていただこうと思います。
実は先日、思い切って友人と一緒に畑を借りました。長年、野菜や食べ物に親しんできましたが、いざ「育てる」となると、まったくの初心者です。

「野菜を育ててみたい」は、よく聞く憧れ

「家庭菜園に興味はあるけれど、何から始めていいかわからない」
「体力的に、毎日世話をするのは正直きつい」
という声を、周りでよく耳にします。私自身もその一人でした。土をいじる暮らしに憧れつつも、毎日畑に通う時間も体力も、正直あまり自信がありません。
そこで思いついたのが、「手をかけずに、どこまで野菜が育つのか」を実際に試してみることでした。名付けて「ほったらかしファーム」。この先一年間、この記録をシリーズとしてお届けしていこうと思います。

畑を借りる、という最初の壁

まず最初にぶつかったのが、「畑はどこで、どうやって借りるのか」という、そもそもの入り口の分からなさでした。
調べてみると、近くのJA(農業協同組合)に相談するのが近道だと分かりました。JAでは、貸し出せる畑の情報だけでなく、土づくりや育てやすい野菜など、いろいろなアドバイスをもらえます。畑を借りてみたいと思われている方は、まず一度、お近くのJAに相談してみるのがおすすめです。
私たちが借りたのは、もともと畑として使われていた土地で、土は比較的柔らかく、初心者にも扱いやすい状態でした。土地探しに不安がある方も、こうした「元・畑」の土地から探してみると、最初のハードルが少し下がるかもしれません。

「借りた」だけで、安心してしまった一か月

畑を借りたのは6月下旬のことでした。
貸し出していただく際には、きちんと草刈りがされた、綺麗な状態の土地を見せていただきました。「これなら自分たちにもできそうだ」と、すっかり安心してしまったのが、今思えば落とし穴でした。
日々の仕事や用事にかまけて、結局そこから畑にはほとんど手をつけられないまま、気づけば8月。久しぶりに畑に足を運んでみると、あれほど綺麗だった土地は、すっかり草に覆われていました。
「畑は、借りた瞬間から時間が動き出す」ということを、身をもって知ることになりました。

そして、耕すところから

というわけで、8月にしてようやく、草を引き、土を耕すところからのスタートとなりました。
伸びた草を一本一本手で引き、鍬を入れて土を返す作業は、想像していた以上に体力を使うものでした。「畑仕事は健康的」というイメージとは裏腹に、この日の作業だけで、翌日は身体のあちこちが悲鳴を上げることになりました。
それでも、耕し終えた後の土の色や手触りには、不思議と気持ちが上がるものがありました。

そして生まれた、素朴な疑問

一通り耕し終えたところで、ふと思ったのです。
「この先、毎日ここに通って、きちんと世話をし続けられるだろうか」と。
水やり、草取り、追肥……野菜作りには本来、こまめな手入れが欠かせないと言われています。しかし今回のように、借りてから一か月も手をつけられなかった私たちに、この先一年、それを続けられる自信はありません。
だからこそ、あえて開き直って挑戦してみたいと思います。手をかけられない中で、野菜はどこまで育ってくれるのか。まったくの無理なのか、それとも、ある程度は“ほったらかし”でも育つものがあるのか。
この問いに、実際に土を触りながら、一年かけて向き合っていきたいと思います。

これぞ!ミレー画の
令和版「鍬を持つ男」

~ほったらかしファーム「おかけん」の現場ノート~

野菜を育てるというのは、これほど知らないことだらけなのかと、恥ずかしながら実感しています。
うまくいかないことも、きっとたくさん出てくると思います。ですが、その失敗も含めて、正直な記録としてお届けできればと思っています
同じように「畑仕事に興味はあるけれど、一歩を踏み出せない」という方の、何かの参考になれば嬉しいです。
次回は、実際に何を植えたのか、その顔ぶれをご紹介したいと思います。

(執筆者)
おかだけんいち (おかけん)
日本料理 調理師、(ほったらかしファーム)

(撮影・協力)
TAKESHI (ほったらかしファーム) 

ほったらかしファームの挑戦

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