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彩時生活では、読者のみなさんの「今日の一歩」を募集しています。

新米は水を少なめに。調理師が教える、この時期だけの水加減の知恵 【美味しいご飯 Part1】

皆さん、こんにちは。調理師のおかけんです。
新米が出回る季節になりました。スーパーの店頭に「新米」の文字を見かけると、なんだか気持ちが上がる、という方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな新米を美味しく炊くための、水加減のお話をしたいと思います。

「いつも通り」に炊くと、実は失敗しやすい

新米は、収穫されたばかりでお米自体の水分量が多いのが特徴です。そのため、古米(前年に収穫されたお米)と同じ感覚で水加減をしてしまうと、炊き上がりがべちゃっとした、水っぽい仕上がりになりやすいのです。
「新米なのに、なんだか美味しく炊けない」という声を耳にすることがありますが、実はこれ、炊き方ではなく水加減が原因であることが多いようです。

目安は、いつもより「一割ほど控えめ」に

新米を炊く際は、普段お使いの水加減の目盛りよりも、気持ち少なめにするのがコツです。目安としては、いつもの水加減から一割ほど少なめにすると、ちょうど良い炊きあがりになります。お米1合に対して、大さじ1杯ほど水を減らすイメージです。
計量カップの目盛りだけを頼りにせず、「新米の時期は、少し控えめに」と覚えておくだけでも、炊き上がりがぐっと変わってきます。

炊き上がったら、まずひと混ぜ

水加減を調整して炊き上がった後も、もうひと手間あります。炊飯器の蓋を開けたら、しゃもじで底から優しく大きく混ぜ、余分な蒸気を逃してあげることです。これは新米に限った話ではありませんが、新米は特に水分を含みやすいため、この一手間で、よりふっくらとした仕上がりになります。

浸水時間は少し短めで大丈夫

古米を炊くときは、しっかり浸水させることでふっくらと炊き上がるといわれていますが、新米はもともと水分を含んでいるため、浸水時間は普段より短め、または省略しても大丈夫です。時間がない日の炊飯にも、新米はありがたい存在かもしれません。

炊飯器によっても、多少の違いがあります

なお、水加減の感覚は、お使いの炊飯器や、お米の品種によっても多少差があります。まずは一割控えめから試していただき、ご自身の炊飯器や好みの硬さに合わせて、少しずつ調整していただくのが良いかと思います。

「調理師おかけん」からのひとこと

新米の季節は、一年のうちでも炊きたてのご飯が一番恋しくなる時期かもしれません。いつもと同じように炊いているのに、なんだか物足りない、そう感じた時は、ぜひ一度、水加減を見直してみてください。ほんの少しの工夫で、新米本来の甘みとふっくら感を、存分に味わっていただけると思います。


(執筆者プロフィール)
おかだけんいち (おかけん)
日本料理 調理師

【美味しいご飯】



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