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土鍋で炊く新米は、格別です。いつものお米が劇的に変わる理由と手軽な選び方 【美味しいご飯 Part2】

皆さん、こんにちは。調理師のおかけんです。
前回(Part1) は新米の水加減についてお話ししましたが、今回は少し道具のお話をさせてください。
実は我が家のご飯は炊飯器ではなく、三重県伊賀市の伝統工芸「伊賀焼」の土鍋、長谷園の「かまどさん」で炊いています。特に新米の季節は、この土鍋炊きが一番の楽しみといっても良いくらいです。

土鍋で炊くと、何が違うのか

蓋を開けた瞬間に立ち上る湯気と香ばしさは、炊飯器では味わえないものです。伊賀の土は気泡を多く含み、蓄熱性に優れているため、遠赤外線効果でお米の芯までじっくりと熱が届き、甘みのある炊き上がりになります。新米は水分と甘みをたっぷり含んでいるので、この土鍋との相性が特に良いと感じています。
*土鍋に関する詳しい長所と短所は、こちらのレビュー記事でも紹介しています。

▶「かまどさん」土鍋レビュー
(「調理師おかけん」の公式サイト  https://japanese-food.net/iga-donabe/)

「難しそう」というイメージは、もう昔の話

「土鍋でご飯を炊くのは難しそう」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。以前はたしかに、火加減の見極めに経験が必要でした。
ですが、「かまどさん」は二重の蓋になっていて、吹きこぼれをほとんど気にせずに炊けます。「中火で13分ほど火にかけ、火を止めてから20分蒸らす」。たったこれだけで、最高のご飯が炊きあがります。

片付けも、思ったより手間がかかりません

「土鍋はお手入れが大変そう」というイメージもあるかもしれませんが、炊飯器のように内釜や蓋、パッキンなど複数のパーツを洗う必要がなく、鍋ひとつを洗えば済むのも嬉しいところです。
また、土には吸湿効果があるため、炊き上がったご飯をそのまま入れておいてもベタつきにくく、おひつ代わりとしても使えます。

一つだけ、気になる点

良いことばかりお伝えしてきましたが、正直な感想も一つ。
この土鍋、厚みのある土を使っているため、なかなかの重さがあります。私が使っている3合炊きのもので、中蓋・外蓋を含めて約3.9kg。この重さは毎日のこととなると、少し堪えるものがあります。洗う際やしまう際には、無理のないようお気をつけください。

新米の季節こそ、試していただきたい

重さの点はありますが、それでも新米の季節にはぜひ試していただきたい炊き方です。私は夫婦二人暮らしで3合炊きを愛用しており、余った分は冷凍保存しています。ご家族の人数に合わせて、2合炊き、3合炊きなど、サイズを選べるのも土鍋の良いところです。

「調理師おかけん」からのひとこと

土鍋でご飯を炊くというと、「手間がかかる」と思われがちですが、今のご飯用土鍋は、思っている以上に手軽に扱えます。何より、蓋を開けた瞬間の香りと食べたときの甘みは、かけた手間以上の満足感を返してくれます。
重さだけは少し気になるところですが、新米の季節、ぜひ一度、土鍋でのご飯炊きを試してみてください。いつもの食卓が、特別なものに変わるはずです。

(執筆者プロフィール)
おかだけんいち (おかけん)
日本料理 調理師

【美味しいご飯】

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