こんにちは、おかけんです。
年齢を重ねると、毎日のお買い物が少しずつ億劫になってくる——そんな声を、よく耳にします。
特に野菜は、あれこれ選んで、重い袋を提げて帰る。それだけで、ひと仕事ですよね。
今日は、そんな暮らしに小さな彩りを添えてくれた、私のささやかな習慣についてお話しします。
旬の野菜が、選ばなくても季節に合わせて玄関まで届く——そんな野菜の宅配を、試してみたんです。
「何が届くかな」という、小さな待ち遠しさ
このサービスの面白いところは、こちらで中身を選べないこと。その時期の旬の野菜が届きます。
最初は「自分で選べないなんて」と思うかもしれません。でも、これが不思議と楽しいんです。
箱を開けるまで、何が入っているか分からない。まるで、季節からの小さな贈り物を受け取るような気持ちになります。
先日は、さやいんげん、トマト、ゴーヤ、それに生きくらげまで入っていました。
箱を開けた瞬間、ふわりとバジルの香りが立ちのぼって、それだけで少し、嬉しい気分になったものです。

届いた野菜から、今日の献立を考える
いつもは「今日は何を作ろう」と考えてから買い物に行きますよね。でも、この暮らしでは順番が逆になります。
届いた野菜を眺めて、「さて、今日はこれで何を作ろうか」と考える。
調理師を長くやってきた私でも、これは新鮮でした。
届いたトマトは、ヘタの際まで真っ赤に熟していて、塩をひとつまみするだけで、驚くほど甘い。
生きくらげは、さっと湯通しして卵と炒めるだけで、こりこりと気持ちのいい歯ごたえの一皿になりました。
見慣れない野菜が届いても、心配はいりません。箱には、その野菜の食べ方を書いた説明書きが添えられています。
「これはどう食べようか」と考える時間そのものが、なんだか楽しい。頭を使うことは、いくつになっても、いい刺激になりますね。
急がず、自分の歩幅で
もちろん、これは万人向けの暮らしではありません。
決まった野菜を安く、という方には向きませんし、料理を面倒に感じる日には、配送をお休みもできます。
自分の歩幅で、気が向いたときに楽しむ。 それくらいの距離感が、ちょうどいいのだと思います。
重い荷物を運ばなくていい。旬の野菜で食卓に彩りが増える。
そして何より、「次は何が届くかな」という小さな楽しみが、一週間に一つ増える。
私にとっては、それだけで十分に“ちょっといい日”のきっかけになりました。
もし興味を持たれた方は、私が実際に取り寄せて、じっくり味や鮮度を確かめた記録を別のところにまとめています。
よろしければ、覗いてみてください。
今日も、あなたにとって”ちょっといい日”になりますように。
▶ 坂ノ途中の評判は?25年の調理師が実際に取り寄せて味と鮮度を検証

(執筆者)
おかだけんいち (おかけん)
日本料理 調理師

