皆さん、こんにちは。調理師のおかけんです。
気づけば朝晩は涼しく、過ごしやすい陽気になってきました。今回は、そんな季節の変わり目の食卓に取り入れていただきたい、だし茶漬けについてお話ししたいと思います。
季節の変わり目こそ、優しい一品を
暑い時期が過ぎ、少しずつ涼しくなってくると、食欲が戻ってくる方も多いのではないでしょうか。ただ、気温の変化に身体がついていくには、少し時間がかかるものです。
「食べたい気持ちはあるけれど、あまり重いものは」という日には、おかゆよりも手軽に作れる、だし茶漬けがおすすめです。
おかゆより手軽、それがだし茶漬けの魅力
おかゆは、じっくり米から炊く必要があり、それなりに手間と時間がかかります。
一方、だし茶漬けであれば、温かいご飯にだしをかけるだけ。炊く手間がいらないので、思い立ったときにすぐ作れるのが大きな魅力です。だしの香りがふわりと立ち上り、喉ごしも良いので、少し疲れている日の食事にもぴったりです。
だしは、丁寧に。それだけで格別な一杯に
だし茶漬けは、材料がシンプルな分、だしの美味しさが仕上がりを大きく左右します。
かつお節や昆布で一から丁寧にとるのが理想ですが、忙しい日には、市販のだしパックを活用するのも一つの方法です。だしパックであれば、お湯を注ぐだけで本格的な風味を手軽に楽しめます。
また、最近は各メーカーから「白だし」と呼ばれる調味料も数多く販売されています。だしの旨みと、醤油やみりんの風味があらかじめ合わさっているので、お湯で薄めるだけで、味の決まっただし茶漬けが作れるのも魅力です。
だしパックと白だし、どちらもご家庭に常備しておくと、忙しい日の心強い味方になってくれると思います(隠し味に料理酒をほんの少し入れると味がしまります)。
具材で、季節感と栄養をプラス
だし茶漬けは、具材次第でいろいろな表情を見せてくれます。
鮭のほぐし身や梅干し、明太子、とろろ昆布といった定番の具材はもちろん、三つ葉や刻みねぎ、少量のわさびを添えれば、香りに変化が出て、最後まで飽きずにいただけます。

朝食にも、小腹満たしにも
だし茶漬けは、しっかりとした食事の代わりとしてだけでなく、作るのに時間がかからないので、忙しい朝や小腹が空いたときの一品としても取り入れやすく重宝します。
「調理師おかけん」からのひとこと
季節の変わり目は、無理に量を食べようとせず、身体が欲しがるものを、欲しがるだけいただくのが一番だと思います。だし茶漬けは、そんな時期にちょうど良い、優しい一杯です。
だしパックや白だしといった選択肢も上手く取り入れながら、涼しくなってきたこの季節、温かいだしの香りに、ほっと一息ついていただければ嬉しいです。
(執筆者プロフィール)
おかだけんいち (おかけん)
日本料理 調理師

